日産自動車の子会社であるオーテックジャパンが、イタリアのカロッツェリア・ザガート(現SZデザイン)と共同開発したクーペで、「オーテック・ステルビオ・ザガート」とも呼ばれた。
2代目レパード(F31)をベースに手作りのアルミ製ボディ+カーボンファイバー製ボンネットフードを乗せ、内装は総革張りという豪華な作りでバブル期を象徴する一台だった。生産台数は200台+プロトタイプ3台で、主に日本へ輸出された。
名称のステルビオの由来はアルプス山脈スイス・イタリア国境のステルビオ峠であり、当時オーテックの社長だった桜井眞一郎が、プリンス自動車時代に上司の中川良一と出張の途中に立ち寄った同峠に感銘を受けたためと言われている。
ステルビオの特徴
内装はインパネとセンターコンソールは基本的にレパードとの共用部品だが、インパネ(ダッシュボード)は全面本革&ベロア張りで助手席から中央にかけて、上部は形状も微妙に変更され、本木目パネルも追加された。
オーディオはこの年代の日産自動車でよく取り付けられていたカセット/CDデッキを装備。
シートはイタリア製本革を使用していて、レパード特有の中折れ式助手席(パートナーコンフォタブルシート)はなし。ステアリングは専用だが、ATシフトレバーとハンドブレーキレバーは共用。
メーターレイアウトは同じだが、背板の字体は変更されている(どちらもホワイトメーター)。タイヤとアルミホイールは変更されていて、レパードよりワンサイズ大きな225/50R16となっている。
引用元: http://response.jp/assistance/usedcar/detail/CU0005134558/
ステルビオのインスタグラム画像
ステルビオのインスタグラム画像
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