山口県美祢(みね)市の秋吉台は大小さまざまな洞窟が約450もあります。その中でもっとも有名な秋芳洞は、日本屈指の大鍾乳洞でその歴史を鍾乳石を科学的に分析したところ数十万年前ともいわれます。

滝穴として地元の人に知られていましたが、明治40年頃からイギリス人探検家エドワード・ガントレット氏を通じ海外にも知られるようになり、大正15年に昭和天皇が皇太子の時に秋芳洞(あきよしどう)と命名されました。

入口の高さは20m、幅8mで洞窟の長さは8,700mと非常に大きな鍾乳洞であり、洞内では水が三段の滝となってコバルトブルーの川面に流れ落ちます。広々とした洞窟内はあちらこちらがライトアップされていて、幻想的な雰囲気を漂わせています。


画像引用元: http://girlschannel.net/topics/199068/

秋芳洞はインスタ映えするスポットには事欠きません。正面入口側から順に、青天井、そして百枚皿は世界的にも非常に有名で、最大の見どころといえるので、絶対に見逃せません。百枚という名前ですが、実際には500を数えます。そして天井から数多くの鍾乳石がぶら下がっている傘づくし、高さ約15mの黄金柱(こがねばしら)は巨大な石柱状のフローストーンです。

もし見かけたら、洞穴ならではの生きた化石と呼ばれる生物たち、たとえばガロアムシ、また目の退化したシコクヨコエビなどもマニアックな被写体で面白いでしょう。

【住所】〒754-0511 山口県美祢市秋芳町秋吉
【アクセス】JR山陽本線新山口駅からバスで45分

トップ画像引用元: http://yumotoonsen.com/sightseen/yamaguchi/

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