忍野八海は、富士山の雪解け水が数十年に渡ってろ過して湧水となって出来ている8つの池で、1934年(昭和9年)には国の天然記念物に指定、2013年には、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。江戸時代には、富士山に入山する前に身を清めるために訪れる巡礼地でした。
8つの池がとても神聖なもので、「池」というにはもったいないほど尊いという理由から「海」と付けられたそうです。その尊さのひとつに、占星術により、「出口池」を北極星として、そのほかの池を北斗七星の形に見立てているという理由があります。
もう一つの理由に、あまりに水が澄んでいるために水面が鏡のようにくっきりと水上の風景を映し出すということがあります。水中に上下逆さまのもう一つの世界があるように見えるという現象が起こるので、人々は昔からこの澄みきった水を神聖なものとして大切にしてきました。その透明度は写真に納めるとより強調されるのでインスタ映えすること間違いなしです。
画像引用元: https://matome.naver.jp/odai/2140271371700286301/2140272192505420903
泳いでいる魚が空中を飛んでいるように見える湧池(わくいけ)や、水面に映る逆さ富士が見られる鏡池や、晴れていれば池越しに冨士山が望める菖蒲(しょうぶ)池。川沿いにある濁(にごり)池や、縁結びの地とされる銚子池、静かなお釜池があります。
所在地: 〒401-0511 山梨県南都留郡忍野村忍草
電話: 0555-84-3111
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