アカテタマリンはギリシャ神話に登場する触るもの全てを黄金に変えることができるマイダス王の名が学名についている。
サル愛好家たちの中で、リスザル、コモンマーモセットと並ぶ人気を誇っている。
アカテタマリンの特徴
名前の通り、黒の体色に手足の色だけがアカ(オレンジ)になっている。カギのような鋭い爪をもっていて体より尾が長い。
基本的にタマリンはメスのほうが優位に立つ社会形成で、オスがメスにしたがうことが多い。子育てはオスとメス共同で行う。
一日のほとんどを樹の上で過ごし、樹上での動きはかなり敏捷である。
跳躍力には優れていて、アカテタマリンは18m程の高さから地上に飛び降りることもできると言われている。
繁殖はふつう一妻多夫とされているが、一夫一婦や一夫多妻なども観察されている。
アカテタマリンのデータ
目属性 | 霊長目 マーモセット科 タマリン属 |
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分布 | 米のアマゾン河流域、ブラジル北部、ギアナの湿潤な低地熱帯 |
体長 | 25~35cm(尾を含めると55cm~65cm) |
体重 | 550g |
寿命 | 10~15年 |
アカテタマリンの値段
50~60万円くらい。(当サイト調べ)
アカテタマリンの飼育ケース
体自体は非常に小型のサルなので特に巨大なケージや檻は必要なく、高さのある鳥かごのようなもので充分に飼育が可能。
45cm×45cm×90cmくらいの鳥かごの中に登り木を入れてレイアウトし、ウォーターボトルや水入れ、それと餌入れがあれば十分。
アカテタマリンの快適温度
生後1年迄は温度25~27度、湿度50%に保つ。生後1年を過ぎると多少温度は低くてもかまわない。
アカテタマリンの餌
主食は市販のモンキーフード。ビタミンD3とCが欠乏しない用にビタミン剤などは必須。
副食は果実(バナナ・リンゴ・みかんなど)、昆虫(ミルワーム・コオロギなど)、卵、乳製品など。
アカテタマリンのふれあい方
子どものころから人になれていると、エサをねだったり、人の手にのったりして、かわいいしぐさをする。
飼育当初は警戒して寄りつかない個体が多いが、タマリン自身好奇心旺盛で観察力があり、人の顔を識別することができるので、焦らず少しずつ接するとよい。徐々に心を開き、飼い主のよきパートナーとなってくれる。
飼い主とのコミュニケーションや、ストレス解消にもなるので、非常になれた個体は1日1回以上ケージから出して遊んであげること。
トップ画像引用元: https://hb-l-pet.net/squirrel-monkey/
アカテタマリン
アカテタマリン
アカテタマリン
アカテタマリン
動物園のアカテタマリン
アカテタマリンの動画