スペイン地方に住むアナウサギを家畜化したウサギで、大きく垂れ下がった耳が特徴。
もともとは食肉用として飼育されていたため、体重4kg前後の大形種が中心だったが、最近ではその垂れ耳が人気を呼んでペットとしての地位が確立され、品種改良によって小型のものも出てきていて種類もさまざま。
ロップイヤーの特徴
耳が地面につくほど根元からたれ下がっていて、鼻先がつぶれたようになっているのがロップイヤーの特徴。
体型はやや大きめで、性格はおとなしく、飼い主によくなれる。
運動させると、元気いっぱい走り回る。子ウサギのときには、耳が立っているものもいるが、成長するにつれて、耳がたれていく。
ロップイヤーの種類
ホーランドロップ
ロップイヤーの一番人気として有名。
触られるのをいやがらず、抱っこ出来る個体も多くいる。
そのため、アメリカではペットセラピーなどで使用されていたりする。
大人になってくると、自我も出てくる個体もあり、単独飼いがおすすめ。
アメリカンファジーロップ
ウールのようなふわっふわの毛並みが人気の秘訣。
性格は、奇心旺盛で、自我もあるタイプ。
オスは、人の後を付け回したりとかなり人懐っこい性格が特徴。
一人暮らしで孤独を感じやすい方には相性ぴったりの品種です。
毛が絡まったり、毛玉ができやすいので、こまめに毛づくろいしてあげるとよい。
イングリッシュロップ
ロップイヤーの中でも特に長い耳を持つのが特徴。
幅が広く、長さが長い方がよしとされている品種です。
その分、耳はデリケートなので、日ごろからケアしてあげるとよい。
性格は、おとなしめで、頭もよいです。
名前を呼ぶと近寄ってきてくれたり、なれてくると甘えてきたりする。
ライオンロップ
顔のまわりと短めの耳にあるたてがみのような飾り毛が特徴。
たてがみ以外の毛に関しては比較的短毛。
比較的新しい品種のため、血統がやや不安定で、たてがみのボリュームや長さで個性が出る。
耳の垂れたタイプを「ライオンロップ」として販売するほか、体重1~1.3kgの小型種を「ドワーフライオン」として販売していることもある。
ロップイヤーのデータ
目属性 | ウサギ目 ウサギ科 |
---|---|
分布 | ヨーロッパ |
体長 | 30~40cm |
体重 | 2~4kg |
寿命 | 5~10年 |
ロップイヤー
1万~8万円くらい。(当サイト調べ)
ロップイヤーの飼育ケース
うさぎ・小動物専用のケージが市販されている。
縄張り意識が強い動物なのであまりケージが広すぎると縄張りの維持に気がせってしまい逆に落ち着かずストレスを溜めてしまう原因になってしまう。
ケージ内にはトイレ、牧草入れ、ペレットフード用のエサ箱、給水器、夏場は暑さ対策用のアルミ製の冷却マット、冬場は保温用のヒーターやうさぎ用のベッドなどを入れ、ケージの底はうさぎの足を痛めないようにスノコを敷く。
ロップイヤーの快適温度
ミニロップイヤー(ミニロップ)は暑さにも寒さにも弱い動物。
人間が快適と思う温度と同じくらいの室温、15℃~26℃前後が適していると言われている。
ミニロップイヤーは体温調整が苦手な動物なので夏の暑い季節は冷却効果のあるアルミ製のマットやペット専用の保冷剤を、冬の寒い季節にはペット専用のヒーターや保温効果のある巣箱や牧草ベッドなどを用意する。
ケージを置く場所はなるべく気温の変化・寒暖の差が少なく直射日光の当たらない落ち着ける場所を選ぶ。
ロップイヤーの餌
ミニロップイヤーの主食は牧草で補助食として栄養価の高いペレットフードを与える。
ペレットフードだけを与える食生活では栄養価が高過ぎてしまう為、肥満や病気の原因になってしまうので牧草が7割、ペレットフードが3割程度が良い。
水入れに水を入れて毎日清潔な飲み水を与える。
ロップイヤーのふれあい方
ミニロップイヤーは知能が高く非常に好奇心旺盛で遊び好きな動物なので1日に30分~1時間程度、ケージから出して自由に遊ばせてあげる。
あまり長時間遊ばせるとうさぎにストレスを与えてしまう場合もあるので、ミニロップイヤー自身が遊びたいと思う日に遊ばせてあげるようにする。
話し掛けたり、おやつを与えたり、優しく頭をなでてあげたり、スキンシップを図ってミニロップイヤーとの信頼関係を築いていくと良い。
おやつを与えながら抱っこの練習をするのも良いコミュニケーションになる。
トップ画像引用元: http://beastie-ani.com/lop-ear-499
ロップイヤー
ロップイヤーの動画
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