とても頭のいい動物で、飼い主の良きパートナーとなってくれる。しかしその反面、とても警戒心が強く臆病な面もある。
チンチラの毛皮は、密度が哺乳類の中で一番高く、年中ふわふわしているため、高価である。
現在ワシントン条約で野生のチンチラの輸出入が禁止されている。そのため、ペット用のチンチラは野生ではなくブリーダーによって繁殖されたもの。
チンチラの特徴
野生では、標高3000~6000mの高山の岩地で暮らし、おもに夜に活動している夜行性の動物。
体は細い毛でおおわれ、前脚が短く尾が長い。現在は人工繁殖され、さまざまなカラーがつくり出されている。
デリケートな動物であるため、飼育は野生下での環境や適温に近づける必要がある。
人なつこく、甘えん坊で、鳴くことはほとんどなく、きれい好き。
複数匹を同時飼育する際には命に関わるほどの喧嘩をする場合がある。
チンチラのデータ
目属性 | ネズミ目 チンチラ科 チンチラ属 |
---|---|
分布 | チリ |
体長 | 25~26cm |
体重 | 400~600g |
寿命 | 10~15年 |
チンチラ
2~5万円くらい。(当サイト調べ)
チンチラの飼育ケース
チンチラ専用のケージが市販されている。チンチラは登ったり飛び跳ねたりするのが大好きなので大きめのケージを用意する。金属製の丈夫なものでないとかじって壊してしまう。
昼間は薄暗いところで眠るため、チンチラが入れる大きめで丈夫な巣箱を用意しておくとチンチラが安心します。
チンチラの飼育アイテム
健康的な被毛な手入れに欠かせないのが、砂遊び場です。砂が飛び散らない容器が市販されいて、砂はきめ細かい砂遊び用のものを用意するとよいでしょう。
チンチラには飲み水は欠かせませんが、食器で与えるとチンチラがひっくり返ってしまい、体が濡れてしまうので、給水器をセットしましょう。
チンチラ用の大きめの回し車をセットして遊ばせてあげましょう。
食器は、チンチラがかじっても壊れない陶器製のものを用意しましょう。陶器自体に重さがあるものならひっくり返す心配がないのでおすすめです。
高い場所にステージをセットしておくと、チンチラの遊び場所にもなり、活動スペースも広くなります。
チンチラの快適温度
基本温度は17~21℃くらい。
チンチラは大変デリケートな動物であるため、とくに夏季は25℃以上、冬季は15℃以下にならないように気をつける。
チンチラの餌
主食はチンチラ専用フードや牧草です。副食に少量の野菜(小松菜・ニンジン・キャベツなど)や果物(リンゴなど)を与える。野菜は栄養と水分補給になります。牧草はよく咬むことで不正咬合防止になります。
エサはセルロース(植物繊維)を多く必要とし、脂質や糖質の多いフードを与え続けてしまうと、体調を崩すので注意。
夜行性のチンチラのえさの時間は夕方、チンチラが活動を始める時間帯に合わせましょう。この時に残っている餌、牧草などがあれば処分し、飲み水も好感してください。
チンチラはそれほど多くの水を飲みませんが、いつでも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。
チンチラのふれあい方
チンチラは個体に体臭もなく、ほどんど咬むこともなく、柔らかい肌触りなので触れているだけで癒されます。
飼い主を信頼させることが重要なので、毎日のえさの時間に名前を呼びながら、好物を飼い主の手から与えてみましょう。
根気よく続ければ、個体によっては非常によく慣れ、肩に乗ったり呼ぶと来るようになります。
一度慣れてしまえば、首筋をなでてあげれば自分から顔を上に向けたり、頭を撫でてやれば気持ちよさそうに目を閉じます。
そこまでいけば、さらに前足を優しく触ったりしながらスキンシップをとりましょう。
よく砂浴びをするので、ハウスの中には必ず砂浴び用の容器とチンチラ用の細かい砂を用意してあげると良いでしょう。砂浴びをさせることによって皮膚病などの予防になります。
トップ画像引用元: https://grapee.jp/299373
チンチラの動画
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チンチラ
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