エボシカメレオンは飼育が難しいといわれるカメレオンの中でも丈夫で飼育しやすい種類。オスはメスより大きくなり60cm程度とかなりのサイズになる。
カメレオンの飼育のポイントは水分補充なのだが、エボシ・カメレオンは野菜を食べるので、野菜から水分を補充してくれる。
エボシカメレオンの特徴
エボシカメレオンの名前は、頭部にある突起が烏帽子(エボシ)の形に似ていることに由来する。
幼体の時期は、ほぼ全身が薄緑をしており、成長するにつれて赤褐色の班模様が出てくる。オスは繁殖期になると薄い緑色の中に赤褐色から淡褐色の不規則な模様が入り、鮮やかで魅力的。
威嚇したり興奮したりすると、体色のコントラストをさまざまに変化させ、威嚇音を立てる。
エボシカメレオンのデータ
目属性 | 有鱗目 トカゲ亜目 イグアナ科目 カメレオン科 カメレオン属 |
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分布 | アラビア半島南西部 |
体長 | オスは約65cm、メスは約45cm |
体重 | |
寿命 | 5年前後 |
エボシカメレオンの値段
1~3万円くらい。(当サイト調べ)
エボシカメレオンの飼育ケース
ケージはガラス水槽、鳥かご、メッシュケージ等様々なものが使用できる。
メッシュケージであれば、通気性も良く、バラマキ給餌ができ、何より安価なので、初めての飼育にお勧めだが保温しにくいというデメリットがある。
大型のカメレオンなのである程度の大きさが必要。狭いケージで飼育すると、頭のクレストが傷ついたり、折れたりすることがあるので注意。
エボシカメレオンの快適温度
厚さや寒さに弱く昼夜の温度差がないといけない。
乾燥のし過ぎは成長不良につながるので1日2、3回霧吹き等で湿らせてあげる。
エボシカメレオンの餌
コオロギ、ミルワーム、蜘蛛、ハエなど昆虫を中心に与えると良い。
成体になるに連れて植物質も食べるようになる。チェリー、レタス、イチゴ、みかんなどを好む。
動いている水しか認識しないのでドリップ式の給水方法がお勧め。
エボシカメレオンのふれあい方
基本的には観賞メインの動物だが、なれてくると徐々に警戒しなくなり、自ら手に乗ってくることもある。また、人の顔を判別することができるようである。
体色変化は時間帯や温度、精神状態にも大きく左右されるのでお店や図鑑などでは見ることができない色彩も見れる可能性がある。
しっかりとした信頼関係を築けば手から餌をあげえることも出来る。
トップ画像引用元: https://www.nifrel.jp/archives/zukan/zukan/waterside/293